【家づくりのポイント】老後のことを考えた住まいとは?
「人生100年時代」。そんな言葉を最近よく耳にしますよね。
一戸建てのマイホームを購入する際、老後のことを考えて建てる方はどれくらいいるでしょうか。
出産、子供の独立、結婚、定年、そして老後……。時が経つにつれてライフスタイルは大きく変化していきます。
子供におうちを譲って老後はマンションへの住み替え、というケースもありますが、住み替えやリフォームは簡単にできることではありませんよね。
出費も増え、それなりに労力もかかってしまいます。
せっかくマイホームを購入するのなら老後のことも考えた、「一生住みやすい家」を建てる時から考えてみるのもありではないでしょうか。
とは言っても、老後のことって何を考えればいいのかよくわからない、なんて方もいると思います。
そこで今回は「老後も暮らしやすい家づくり」をテーマに、老後も住みやすくするための失敗しないポイントを解説していきたいと思います。
老後の負担と後悔を減らす家づくりのポイント
家周辺の環境について
リスクを抑えた間取り、設備
2階建てか、それとも平屋か
せっかく住むのなら後悔のない家にしたい。
起こり得る後悔や危険性を大きく減らすことができるのがこの3つのポイントになります。
それではひとつひとつ見ていきましょう。
家周辺の環境について
例えば、夢のマイホームを繁華街の近くに建てたとします。
子供がいるときや若い時は、おうちの周辺に娯楽があれば日々出かける時間ができ家族の時間も増え、とてもいいことのように思います。
しかしながら、自分に合った環境や感じ方というのは年々変化していきます。
若い時はあまり気にならなくても、年をとった時に周辺の車や人が行き交う環境音などが気になってしまうかもしれません。
意外と盲点ですが、若い時と老後になってからの「住みやすい環境」はちょっと違います。
どんな場所にマイホームを建てるかも、老後も住みやすい家を作るためには必要な要素となります。
リスクを抑えた間取り、設備
高齢になりだんだんネックになってくるのが「階段や段差の上り下り」などですよね。
かなり急な階段だったり、ほんの少しの段差でさえも、年をとった体には負担であり、同時に転倒などのリスクもあります。
そんな危険性を少しでも抑えるためにあらかじめバリアフリーを採用するなど、ちょっとしたところから住みやすい設備を考える必要があります。
その中でも特にポイントとなる水回りや玄関・寝室などにフォーカスして、特に気をつけるべきポイントについてご紹介していきます。
脱衣室・バスルーム
老後は特に寒さや滑りやすさなども気になることかと思います。
手すりを使いながらのお風呂や、体が動かなくなった時、手伝ってもらいながら入るお風呂でも、床が滑りやすかったり脱衣所が狭いと転倒するリスクが増え、事故に繋がる可能性も大いに出てきます。
脱衣所やバスルームは特に冬はかなり寒くなりやすい場所でもありますので、断熱性能や気密性能にもある程度こだわった方が良いと言えるでしょう。
脱衣所は十分な広さを確保するのと同時に、バスルームの床についてもさまざまな材質がありますので、保温性のある床材や滑りにくい樹脂素材などを取り入れてみてはいかがでしょうか。
脱衣所をを広くするのに抵抗がある方や費用を抑えたい方もいると思いますので、そんな時はランドリールームなどを兼用するなどの工夫をしてみてもいいかもしれません。
寝室
寝室についても同様で、ある程度の広さの寝室をあらかじめ作っておくと、介護用ベッドなどを取り入れることになったとしても安心です。
2階建て住宅であれば2階に寝室を作ることも考えている人も少なくないかもしれませんが、将来の体の不調や介護のことを考えるなら「平屋」を検討して見るのも良いのではないでしょうか。
もし間取りや土地面積などが足りず十分な広さを取れない場合は、リビング直結型の寝室を作るのもおすすめです。
弊社では、手ごろな価格で購入できる平屋をご用意していますので、ぜひ一度考えてみてはいかがでしょうか。
玄関周り
年を取っても毎日おうちに出入りする玄関を使いやすくすることも、住みやすいおうちを作るためには必要です。
1つ目のポイントは「段差」です。
玄関周りには敷地との関係上、どうしても段差ができてしまいます。
老後、足が上がりづらくなってしまい、段差につまづいて転倒し事故になる可能性を少しでも減らすために、玄関周りの段差は少しでも低く設計しておくことをおすすめします。
2つ目のポイントは「軒先」。軒先を長く設計するのもポイントの一つです。
軒先の役割として、雨の日に直接体が濡れることを防いでくれるものでもありますが、足元の玄関タイルが雨で濡れていると、滑って転倒するリスクが高まります。
そうなることを防ぐためにも、軒先や段差をあらかじめ調整しておくことが大切です。
3つ目のポイントは「引き戸」にすること。
気密性やデザイン性はドアに比べると劣りますが、開け閉めする際にとても楽になります。
力を入れずに開閉ができる引き戸は、年を取り力が入らなくなった体でも簡単に扱うことができるのでおすすめです。
ドアの場合は、ドアを手前に引く時にステップバックという後ろに下がる動作が発生しますが、引き戸だと後ろに下がった時に足を踏み外す危険も防ぐことができます。
2階建てか、それとも平屋か
前項でも出てきましたが、そもそも2階建てにするのか平屋にするのか、老後を考える上では欠かせないとても重要な部分です。
2階建てのネックな部分である階段などの上り下りがつらくなることを考えると、平屋にして回遊性の高い間取りにしてしまうのもありです。
若いうちは自分の趣味の部屋を確保するのであれば、2階建てでも1階に寝室や客間を作っておけば、老後のことを考えても負担が少ない間取りを作ることもできます。
まとめ
老後のことを考えた家づくりのコツは、アイデアと間取りやプランの比較です。
リフォームをすることで、建てたお家をさらに住みやすくすることもできますが、リフォームにも限界があるため余計な出費が重なってしまうこともあります。
将来費用をかけず、長く安心して暮らせる家を作るなら、ご紹介したポイントを少しでも取り入れると良いかもしれません。
今回ご紹介した方法が全てではありませんが、少しでもマイホームを建てる上での参考になれば幸です。
熊本で「ローコストで高性能な家」を建てたいならアークプラン!
アークプランは熊本のローコストで高性能な家づくりを目指すハウスメーカーです。家づくりを通してこれまでにたくさんのお客様の満足とマイホームの夢を実現しています。
住宅ローン等の資金計画のご相談に強いハウスメーカーとして、熊本の皆様の住宅づくりのお手伝いをさせていただいています。
お客様のお一人おひとりのライフスタイルにあった住みやすい家をご提案することはもちろん、購入してからも建てて良かったと満足していただけるような住宅づくりを心がけています。
家づくりに関するお問い合わせはもちろん、住宅ローンや資金計画などのご相談も承っておりますので。これから家づくりをお考えの方は、ぜひアークプランまでお気軽にご相談ください。